ワーキング・ドッグは普通の家庭犬になりうるか?

文と写真:藤田りか子

軍用犬としてトレーニングを受けているマリノア

数年前にデンマークの軍用犬のトレーニング場を取材のために訪れたことがある。メスのマリノアを担当しているあるハンドラーがこう言った。

「普通に公園なんかを散歩させることはやっぱりできないんですよ」

というのも、ハンドラーの周りに来る「怪しい人間」に対する防衛心とか警戒心が過度に研ぎ澄まされているためだそうだ。実際に、現場(確かアフガニスタンだと思ったが)で護衛として命を救ってくれたことが何度かあり、素晴らしい手柄を立ててくれたとのこと。その詳細についてはただし話をしてくれなかった。ということは、それほど激しいアクションに出たのは間違いはない。

このようなワーキングに耐えうる犬を作るブリーダーは、それなりの気質を選んで繁殖するし、

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