人のストレス、影響されやすい犬種とされにくい犬種

文:藤田りか子

[Photo by Chris Marshall]

犬と人の関係は一体どんな「要素」で成り立っているのだろう?抽象的で掴みにくいことだが、今やこんなことも科学的に研究されるようになっている。それは犬の社会認知学の発展に負うところが大きい。

社会的動物なら持っている他個体に対する「愛着」や「安心」という心理、それを人と同様犬も飼い主に感じていることが学術的に証明されている。さらに飼い主によってそれを与えられる人とそうではない人もいることや、飼い主の感情のあり方(ストレスなど)を犬は観察したり察知したりする能力があることも報告されている。これらは「犬と人の繋がりを構成する要素」と呼べるものなのかもしれない。犬の行動を観察したり比較したり、あるいはホルモン測定をしながら解明されつつある。

私たちと犬の間の「見えない」ものについて科学的に証明した報告がついこの間もあった。スウェーデン・リンシェーピング大学のリサ・ロスさんらによる研究で、スウェーデンでは夜の7時のニュースにもなっていたほどだ。同じ犬でも人のストレスを感じやすい犬とそうではない犬がいるということなのだ。そしてさらに興味深いことに、その差は

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