文と写真:藤田りか子
足場の悪いところも平気でよじ登りにおいを探そうとする。身体の健全性が伴っているのも、実はノーズワークというスポーツには「込み」なのである。
ノーズワークの面白いところは、それをどう遊ぶかによって次元がいくらでも増えること。お家で楽しむ脳トレとして活用することもできるし、ルールさえ設ければ「真剣な勝負ごと」として競うことができるスポーツにも早変わり!競技スポーツとしてのノーズワークは今や、アジリティやオビディエンスとならぶ世界中で人気のドッグスポーツでもある。
ノーズワークをどう楽しみたいかは、あくまでも個人の自由でよしだと思う。愛犬のエンリッチメントのためだけでもいいし、競技会スポーツとして取り組み自分のエゴを満足させるためにやるのもよし!ただし個人的には競技会を目標にしてノーズワークを楽しむことで、犬にとってのエンリッチメントあるいはQOLは100倍のパワーで向上されると信じている。
競技会に勝つという目標は、たしかに飼い主のエゴにすぎない。だが