第2回、犬々学々セミナー「犬曰く、我曰く」シークレット開催のご報告

文と写真:尾形聡子

犬曰くというメディアを通じてさまざまなテーマのブログを発信するだけでなく、読者のみなさんと直接コミュニケーションをはかりたいという思いから始めた「犬曰く、我曰く」セミナー。盛況のうちに終了した初回セミナーに続き、第2回セミナーを9月24日、東京・根津にて開催しました。

今回もさまざまなバックグラウンドをお持ちの15名の方にご参加いただきました。ペット業界に長い方、ドッグ・トレーナーさん、ブリーダーさん、ペットシッターさん、ドッグ・ウェア関係、ドッグ・イベント企画、大学で動物福祉を学んだ方、畜産関係の方、愛犬との生活をよりよくしたいと勉強を続けられている方、前回から連続してご参加くださった方も。犬曰く側からは、藤田りか子・尾形聡子に加え、犬の栄養関係のブログなどを犬曰くに提供してくださっているアルシャー京子さんも駆けつけての、総勢18名でのセミナーとなりました。

テーマは前回と同じ『安楽死』について。いろいろな角度から考えることのできるとても大きなテーマですが、生き物である犬と暮らしをともにしているならば、誰にでも直面する可能性のあることです。安楽死そのものの是非を問うのではなく、そこにはどのような問題があり、どのような考え方があるのか、実際に安楽死を選択した経験のある方、病気の愛犬に安楽死を決意するも結局は自然死で亡くした方など、それぞれに抱いている思いを語ってくれました。

「No Killではなく、Low killという考え方もある。シェルターには人間社会に馴染めず、そこで生きていくことが苦痛でしかない犬もいれば、病気で動くことすらできない状態でい続けている犬もいる」

「安楽“死”とはいえ、“殺”行為にはかわりないから誰もしたくないと考える。そこに罪悪感を抱くから」

「医療が進んだがゆえに延命が可能になった。そのため、人がいつ命を終わらせるのかを考えることが増え、その必要性も高まってきていると感じている」

「最後まで犬の尊厳を守ってあげたいと思う。苦しみや痛みの中、薬漬けになってボロボロになっていく姿を見守るのでなく、それまでの楽しい思い出とともに、きれいであるうちにお別れしたいと思う」

「犬の高齢化に伴い、体の衰えや認知症的な症状がでているものの、寝たきりであっても内臓が元気な犬もいる。犬が苦しみを感じていないとしても、飼い主さんが世話や日常生活を続けることが苦しい場合、安楽死という選択肢も考えていかなくてはならないのではないか、そしてその必要が今後増加していくのではないか」

このようなセミナースタイルが成り立つのは、皆さんがそれぞれに犬と真剣に向き合っているからこそ。セミナーでは真剣に話をする姿、そしてそれについて考え聞く姿を見せていただきましたが、セミナー後の懇親会は和気あいあいに。参加者の方々の間での交流も生まれ、犬曰くを通じて皆さんの輪も広がっていることをとても嬉しく思いました。

犬曰くでは今後もこのような場を作っていきたく、次回、第3回目の開催は12月辺りを予定しています。少人数でのセミナーのためなかなか公募とまでいかずに申し訳ないのですが、回数を重ねていくことで少しずつでも交流の輪を広げていければと思っております。次回こそ参加したい!とお考えくださる方は、是非ともFBの方で“いいね!”を押してくださいね。

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