文と写真:藤田りか子
自然災害がおきたときなど、ペットと同伴して避難ができる場所が最近いくつか提供されているようだ。飼い主にとってのペットの存在という価値が、過去の教訓を通して徐々に一般社会に理解を得始めているということだろうか。小さい一歩ながらも、「ペットと人が共存する社会」への前進の証と捉えたい。
ただし、せっかく社会が受け入れてくれたものの、避難所に連れてきたら、そこで犬がおしっこをするので、迷惑になり、出て行かざるえなかった、というようなケースもあったようだ。それはネットを通して知った。本当かどうかは知らない。私はこの通り遠く離れたスウェーデンにおり、現場での実際の状況を察することが難しい。でも、ふと、