文と写真:藤田りか子
犬のボディランゲージについては諸々解釈があるところだろう。ある人が犬の前に立ちはだかったとしよう。そのとき、犬の耳がすぐに後ろに引かれたとする。これを見て、
「これは謙虚な気持ちを見せるボディランゲージだよ」
という解釈をする人もいれば
「これは、怖がっているシグナルだ」
とか
「いやカーミングシグナルだ」
と言う人もいるだろう。
犬のボディランゲージの本をいっしょに作ったデンマークの犬行動コンサルタントのヴィベケ・リーセさんといっしょに犬をたくさん観察をする機会があった。そのときに写真を見ながら彼女の解説をききつつ感動したのは、解釈そのものよりも、