文:藤田りか子

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我が家のシニア犬、ラッコは、関節炎の痛み緩和のためにリブレラを処方してもらい、その後彼の体調がどうもすぐれなくなったという話を以前した。もしや、副作用ではないかと思い、それについてあれこれと調べたり整理したことはすでにこちら(↓)に記事にしている。
この薬については、「副作用はない」「安全性は高い」と獣医師にいわれ、投与を試した飼い主は世界中にたくさんいるはずだ。だが、投与後に犬の体調が悪化したり、今までになかった症状をみせたりして、「これってもしかして副作用?」と心配になった人がいるのもまた事実。ただしこれまで、その疑問を裏付ける明確なエビデンスは乏しかった。
そもそもこの薬が使われるのはシニア犬がほとんどであり、体調の変化が薬によるものなのか、それとももともとの疾患や加齢によるものなのか、区別し難い。よって獣医師に伝えてもまともに取り合ってくれなかったというのは、少なくとも私の経験ではある。そしてそんな声を他方からも聞くのだ。
昨年、この薬の有害事象について、市販後データを用いて検討した論文が発表された。私個人としては、やっと私たちの声を聞いてもらえる!と両手を挙げて歓迎した論文である。その統計解析からいくつか

