文:北條美紀

[Photo by Trygve]
前回、ペットロスによる悲嘆もヒトを亡くしたことによる悲嘆もまったく同じように持続的悲嘆障害PGDを引き起こし、ペットロスの悲しみを軽く見るべきではないことを示した。これまでにもペットロスは犬曰くの記事で取り上げられ、愛着の質や強度との関係で何度も触れられてきた。そこでは、飼い主が愛犬との間でどのようなスタイルの、どのような強度の愛着関係を築くかに焦点を当て、それらがペットロスの強度や深刻さにどのように影響するかを考えた。今回はちょっと視点を変えて、ペットロスによる悲嘆が社会でどのような扱いを受けているか、そのことが飼い主のグリーフワーク(悲嘆からの回復の道)に与える影響について見てみたい。
愛犬を失った人たちから、「こんなに引きずる自分はおかしいのかもしれない」「人に話すほどのことではない」と、

