文:尾形聡子

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犬が遊び好きかどうかには個体差が大きく、遊びに向かうエネルギー(活動量)は加齢とともに変化します。さらに犬種や育った環境によって、「何に遊びのスイッチが入りやすいか」も違ってきます。くわえて、犬が遊ぼうとするかどうかは、飼い主の誘い方にも大きく左右されます。
藤田りか子さんの記事では、犬におもちゃを押しつける「人モード」の誘いが空振りしやすいこと、犬に通じやすいのはプレイボウや追いかけっこのような「犬モード」の合図であることが、具体例とともに示されていました(「遊ぼう!って言っているのに、犬が遊びにのらないのは誰のせい?」参照)。
ですが、ここでいったん視点を反転させてみたいのです。
どんなに飼い主が誘い方を工夫しても、あるいは誘い方以前に、犬が「遊びのスイッチ」を入れられないときがあります。こちらが盛り上げても目は輝かず、どこか「しらけて」見えるような犬は決して珍しくありません。
そのようなとき、私たちはつい「気分」「性格」「やる気」、あるいは「関係性」といった言葉で説明したくなります。けれど、もし、もっと基本的な条件があるとしたら

