文と写真:藤田りか子
[Photo by Steve Bull]
前回の続きだ。
においの般化が広すぎると、偽インディケーションにつながりやすくなる。また、狭すぎるとちょっと違うだけで反応しなくなる(においの見逃しの出現)。つまりちょうどいい範囲の般化が必要となってくる。そして朗報は、嗅覚トレーニングの方法によって、この般化能力を伸ばせる可能性があるというのだ。今回紹介するのは、イギリス・リンカーン大学の Caldicott ら(2025)の研究。嗅覚トレーニングの方法がどのようににおいの般化が向上するのかを検討している。
3つのにおい認識トレーニング方法
嗅覚トレーニングでは、においを1つずつ教える方法がよく使われている。この方法は

