鼻ペチャ顔の犬と猫〜家畜動物間での収斂進化が明らかに

文:尾形聡子


[photo by Ermolaeva Olga]

地球上における二大ペット、犬と猫。それぞれイヌ科、ネコ科に属している動物ですが、元を辿れば犬と猫が二つの科に分岐したのはおよそ5,000万年前だと言われています。犬や猫をはじめ多くの肉食動物が属する食肉目の祖先とされているミアキスという小型の捕食動物は、恐竜が地球上から姿を消した6,500万年前ごろに現れたとされ、そこから長い年月をかけてさまざまな動物へと分岐、進化を続けて現在に至っています。

遥か昔に種として別れた犬と猫ですが、いずれも家畜化という道をたどりながら現在の犬と猫の間には収斂進化が起きていることがわかりました。

進化、分岐、収斂(収束)とは?

本題に入る前に

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