犬を介して加古川市を自然との接点の街に!岡本篤さんインタビュー

文:藤田りか子 写真提供:岡本篤


[写真:岡本篤]

兵庫県加古川市にてラブラドール・レトリーバーのマルコとポーラ、そして人間のご家族と住む岡本篤さんは、最近日本ではほとんどお目にかからなくなった「野生児タイプ」な方である。世界の大自然にチャレンジした元冒険家であり、フィリピンに住んでいた元ジャーナリスト。現在は加古川市に本拠地を持つ株式会社ムサシの代表取締役。とはいえ韓国に赴きカワウソのフィールド調査も行うし、モトクロスに情熱を燃やす。ちなみに娘さんである「岡本文ちゃん」は夏休みの自由研究として学校に提出した「ラブラドール大図鑑」を犬曰くで記事として発表してくれている。

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ムサシといえば、日本一のセンサーライトメーカー。LED照明や園芸・農園用具を開発販売している企業。多くのヒット商品を生み出しグッドデザイン賞を何度も受賞している。そう、犬とは関係がない企業なのだけれど、岡本さんはランバージャックス自然学校なるものを会社のプロジェクトとして興しており、そこで犬に関するイベントを開催している。

ランバージャックス自然学校では、薪割りワークショップ、DIY日曜大工ワークショップ、そしてドッグトレーニングを開催。

2024年2月に関西初のジャパンノーズワークスポーツクラブ公認のノーズワーク競技会(ジャッジはピッレ・アンデションさん)が開催された。その競技会を全面的にバックアップしてくださったのもムサシ(主催はBuono Dog Training)。ムサシの傘下にあるON THE HILLというおしゃれな自然&カルチャー施設を、サーチエリアとして提供してくださった。のみならず、ランバージャックス自然学校では日常しつけコースやはたまたガンドッグトレーニングも開催。なんとドッグダンスのデモストレーションも!

犬とは全く関係ないビジネスをしている岡本さんが、なぜドッグアクティビティをムサシ・プロジェクトの一環として応援してくれるのか?ある日岡本さんにおしゃべりがてらインタビューを試みた。それを以下に紹介しよう。モノだけを作る会社の時代はもう終わったという岡本さん。企業の貢献を社会と自然を含め、もっとマクロに捉えたいという素晴らしい視野の持ち主である。


北欧ルールによる第2回目のノーズワーク公式競技会(ジャッジはスウェーデンノーズワーククラブのピッレ・アンデションさん)はなんと、ムサシプロジェクトの一つ、ON THE HILLという自然&カルチャー施設にて行われた。

社会といろんな関係の持ち方を試しているんです

岡本(以下O):僕は会社というのは「どうものを捉えるか」がベースにあると思っています。会社はいろんな影響を世の中に与えられるじゃないですか。例えば「売上げ」っていうのはその物差しの一つですよね。モノを売って利益を上げて従業員に給料払ってるわけです。

藤田(以下F):売上げは確かにわかりやすい物差し、そして人が評価する基準でもありますね。

O:でも例えば僕がどこかで講演に呼ばれて喋りましたとか、友達と薪割りのサークルやりましたとか、加古川でイベントやってみましたとか、そういう利益じゃないところの影響って企業はいくらでも発揮できるんですよね。株式会社のメインの役割は収益装置と世間では思われているんですけど。でも僕はもっと広く捉えて、いや株式会社も別に社会貢献をやろうがボランティアやろうが何やってもいいんじゃないかっていう捉え方なんですよ。うち売上が今年40億ぐらいなんですけど、それを元に地元で社会的貢献事業や大きなお祭りをやったりしています。すると影響力が掛け算になって返ってくる。

F:掛け算と言いますと?

O:自分の会社の活動を収益事業だけにとどめずに、お祭りや朝市など行っていろんな発信の仕方をする。社会といろんな関係の持ち方を試しているんです。それで世の中に対する会社の影響力を全体的に高めるっていうのが僕の手法です。

すると金では案外買いにくいものが簡単に手に入ったりするわけですよ。例えば朝市を毎週やってるじゃないですか。うちに対する印象もすごくいいわけです。すると採用活動が楽になった。普通だったらお金出してやらなあかんことを、出さずに労力とアイディアを出してやっている。

F:ムサシさんのランバージャックス自然学校もいろいろな発信の仕方の一つにあたるわけですね。

O:人間と自然の接点をどうやって作っていくかっていうのはうちの会社のテーマです。その一つとして人間の最良の友達「犬」とどう付き合うかっていうのをランバージャックス自然学校を通して考えていきたいですね。

F:忘れられがちな自然を犬によって呼び戻してもらうみたいな感じでしょうか?

O:今の日本の犬の飼われ方って、問題が多いので….。だからこそ、犬を自然と捉えて、まぁ半自然ではありますが、どうやってやっていこうか、というのを問いただすような活動をしたい。これは世の中に対してインパクトも大きいしうちの会社の名声や影響力を高めることになります。

やっぱり犬ならラブラドール・レトリーバー!

F:犬のアクティビティがムサシのプロジェクトに入ってきたのはそういう経緯なのですね。そして自然と関わりたいというのは、そもそも岡本さんご自身がそういうことが好きだから、というのもありますね。

O:ええ、川で何もないところで一人でキャンプしたり釣りしたりとか、カヌーで川下りしたり潜ったり。いろんなことをやりながら自然の中にいるのが好きです。

F:確かカヌーのお供としてマルコが来たんですよね?

O:そうそう。子供ができて、その子が10歳になったら元服式のつもりで「アラスカをカヌーで川下り」に連れて行ってやろうと思っていました。そのときのお供としてやっぱり犬が欲しかったんですね。そのため、もう20代位の時からラブラドール・レトリバーを飼おうと決めていました。

F:ラブラドールがカヌーのお供に特にいいと思われた理由などあるのですか?

O:やっぱりカヌーなんでずっと水周りにいる、この状況に適した犬となればラブラドールの他に何がいるでしょう?それに水はけが良い毛の質を持っているし。性質も非常に扱いやすいでしょう。

F:気質ですね。そこ大事です。

O:世界中で人気の犬種である。つまりファミリードッグとしても最高ということですよね。かつ水の作業が異常に得意。この犬種以外選ぶ余地がないんちゃうかなと!

F:ははは!無いです。でもその視点がすごくいいですよね。そういう風に犬種を見てくれる方はなかなかいないものです。


[写真:岡本篤]

加古川と犬が自然との接点をクリエイトする!

F:犬のアクティビティを加古川ですることにも何かこだわりのようなものも?

O:加古川って兵庫県で一番大きな川なわけですよ。母方の祖父が非常に川釣りが好きな人で、僕は子供の頃からフナやコイ、ナマズを食わされていたんですよね。高校の時は川で弟といっしょに泳いだりね。アウトドア一生懸命やって冒険家になろうとか思ったりして、大人になってしばらくしてふと気がついた。日本の川って全然使われてないんですよ。おどろくほど。まだね、東京の多摩川とかだと河原でみんな走ったり自転車乗ったりスポーツやったりしてるじゃないですか。ところが加古川は全然使われてなくて、釣りしてる姿も最近見ないし…。コロナの時なんか、みんな河原をもっと使うんじゃないかなと思ったら、なんのなんの、全然使ってないんですよね。だからみんな使う習慣がないんですよ。本当は河原なんか一番安全なのに。

F:なんででしょうね。日本って自然に恵まれている割にはあんまりみんな利用しませんよね。

O: そうんなんですよねぇ。スウェーデンの人、あんな寒いところであんな頑張って自然と遊んでいる。

F:ええ、そうなんです。自然を利用しまくっている!一方でなんで日本ではみんな自然に対してこう消極的なのかなと。それいつも不思議に思っています。

O:みんながやってないから、自分はやってはダメなんやろうなって、どんどんこう縮んでいくんですよね。僕はカヌーをやってるから知っているのですが、日本の場合川って道みたいな扱いになっていて、誰が船漕ごうと勝手なんですよ。誰の許可もいらない。だけど日本人はほぼ全員が川を下るには許可がいると思っている。

F:へえ〜、そうなんだ。なるほど。


加古川はあまり使われていないという岡本さん。ならば、と真冬に愛犬マルコと河原でテント生活をしばらく行った。[写真:岡本篤]


このようなアウトドアアクティビティはお手のもの。韓国にてカワウソのフィールド調査中。カモフラージュをつけて。[写真:岡本篤]

O:ヨーロッパ行ったら川によく用水路があるじゃないですか。オランダとかもそうですけど、なんか船めちゃくちゃ浮かんでいる。そこに住んでる人とかいる。

F:住んでますよ!住んでる。

O:歳取ったらリタイアしてあの船の上に住んで、なんか楽しそうなことやってるんだろうなー、なんて。フランスの田舎に2019年に行ったんですけどね。フランスって「最も美しい村百選」などと村の古い城が残されている景色が有名ですけど。それにしてもその村を流れる川に、カヌーレンタルがもう何十ってあったんです。

F:村の城よりもそっちの方に驚かれたのですね!

O:川の水はきれいでもなかったんですが、その数にびっくりしました。それで川岸を車で走りながら一体どれぐらいこの川沿いでレンタルされているのかって大体カウントしたんですよね。業者の数と船の数を掛け算したら軽く1万超えてるんですよ。9月の頭でしたけど、それをカップルも家族もね、ものすごく楽しんでいた。それに比べると、日本はああいう自然との接点についてものすごい後進国というか。シュリンク(=縮んでいる)しちゃってるんですよね。

F:まあ最近とみにシュリンクしてます。犬についてもそう。

O:アウトドアの後進国。基本的にカヌーなんてそんなにお金がかかる遊びじゃない。人々はお金がなくて貧しくなってるというわけでもないんですよ。それより日本人のマインドがものすごくシュリンクしてるって感じがするんですよね。

自然との接点がどんどん失われているからこそ、人を自然の中にいざなう媒体が犬になる。犬自体も自然、とはいえ人間が改良した自然ですが、その犬といっしょに河原に行く。加古川市って川がど真ん中に流れてます。そして広い河川敷公園があり、草むらもある。キジもカモもいるし。すごいところなんですよねえ。

F:ガンドッグの練習がばっちりできそうです。

O:だから犬が加古川の自然との接点になれると思っています。

F:河原を歩いたり、ですね。犬はぜひ必要です。そもそもスウェーデンの田舎に来る日本人の多くは防水性のない靴を履いてきたりする。土を歩くっていう想定がまったくないんだなと思いました。

O:いやそうなんですよ。土の上を歩いてる人がすごく少ないですね。

F:日本ね、本当にどんどん縮んでる。おまけに最近では犬に靴を履かせる、という人もいるそうです。

O:いびつな国になってしまった。

F:ムサシの犬部門で少しでも改変できるかな?

O:そこまではどうかな(笑)。今の日本の犬の飼い方って、殿様か中国の皇帝が座敷犬を飼ってるみたいな感じでしょ?それに違和感を覚える人もいると思うんですよ。でも犬ってもっといろいろ可能性を秘めている生き物です。そのいろんな可能性のために犬種があんなにたくさん作出されてきたわけですから。

だからもっとこう野に出て犬といっしょにアウトドアしたりね。「そういうことをやっている人っていないかな〜」って疑問に思う方に出会ったとき「あ、我々そういうことをやってますよ!」と言えるような、遠くで光ってる灯台ぐらいにはなりたいなと思います。


何もゴミゴミとしたキャンプ場にいかなくとも、河原でいろんな遊び方ができる![写真:岡本篤]

競技会のルール、人々の知恵と工夫と労力の賜物!

F:この間のムサシで開催されたノーズワーク競技会についてどう思われましたか?

O:僕は犬の競技会って参加したことすらないんで、例えばピッレさんの立ち振る舞いとかルールの組み立て方やその厳格さの方に圧倒されました。ものすごくいろんな人がいろんな知恵と工夫、労力を重ねて、ああいうスポーツが作り上げられたんだ、というのがあの現場を見るだけでもわかる。そして競技会のジャッジをやっている人も、ほぼボランティアだったりするんですよね?それで生計を立てているわけではない。

F:趣味ですね。ほぼみな趣味ベースです。

O:ボランティア精神を発揮して楽しみながら、いいものを作っている。するとその圧倒的な労力の凄みを感じるんですよね。りか子さんが教えてくれる犬のコントロールの仕方もそうですけど、ノーズワークの教え方や使い方を確立するまでにいったいどれほどの試行錯誤があったのかな〜と思って。それだけで感動するわけですよ。

F:スウェーデンでは何につけても協会やクラブを作ってボランティアでいろんなことをやる、というのが国民ベースで染み渡っています。

O:誰が一体こんなこと思いついたんやろっていうようなことがいっぱいある。あと運営の仕方もそう。例えば競技会サーチエリアで排泄しちゃだめ、だとか。そういうルールの設定の細かさ。これってものすごいたくさんの試行錯誤の失敗と成功重ねてできたわけでしょう。

F:同感。よくこんなこと考えつくね、というようなことたくさんあります!

O:だから、思うに到底日本の今の状況じゃ足元どころか….。ヨーロッパの持ってる犬文化の凄みですね。今回ピッレさん来てくださったので特にそれがわかりました。

F:さっきおっしゃられたようにドッグスポーツのルールの制作は、みなボランティアベースでやります。つまり遊びを真剣にやるっていうか。遊び出したらもうとことん!やるんだったら仕事といっしょ!という意気込みですね。多分スウェーデン人にとって、遊ぶこと自体が真剣なビジネスなんだなーと。むしろ仕事なんかもう4時ぐらいになったらパッと切り上げて、その後は趣味ごとに精魂込めて打ち込む。スウェーデンではそんな感じの人多いです。犬の世界に限らず。


(写真上)加古川の日岡山にあるON THE HILLで開催されたノーズワーク競技会、スタッフと。


ノーズワーク競技会の車両サーチではもちろんカヌーが登場!

動物との付き合い方が下手?

O:スウェーデンにはラブラドール・レトリバーのクラブというかアソシエーションがあるじゃないですか。そこがレポートを出している。あのレポートとかも凄いですよね。誰がこんな情熱をこめて作るのか。

F:そうなんですよ。すごい分厚いレポート(犬種についての現在の状況を健全性や気質などの面から分析している報告書)です。でも日本は犬ごととなると、とたんに幼稚になり、あんな真面目なレポートを出したりはしません。そもそも日本では犬種クラブを作ってブリーディングを管理しようとするところすらほとんどない。なぜヨーロッパにできて、日本にできないのか。その差は何だろうとよく思っているんですけど、岡本さんには答えありますか?

O:うーん。日本人って基本的に動物との付き合いがものすごい下手だと思うんですよね。植物でもそうなんですけど。日本は自然が豊かすぎるところがあって、山の木をいくら切ってもまあ2、30年したらまた元通りに戻る恐ろしい国なんで。ヨーロッパはいっぺん全部丸坊主になっちゃってるじゃないですか。文明的にあれをものすごく反省しているような気がして。自然はちゃんとコントロールしないと、ていうのがもう染み付いている感じがするわけですよ。日本は一方でどんなに叩き潰しても必ず復活してくれる。恵まれ過ぎた自然なので、山の木でも動物でもまぁ漁業でもそうですけど、利用する、ということにぜんぜんノウハウが蓄積してない感じ。

F:温暖な気候ですから、使い放題でOKなんですね。

O:いつまでたっても釣りのライセンスもいらないですしね。狩猟もいっしょです。もう限界まで減って獲れなくまでなるまで獲らないと禁猟にしない。

F:そうね、個体数管理するっていう概念はあまりないです。

O:環境省も今日本にどれぐらい鹿や猪がいるのかって、別に真剣に数えてもないし、そこに予算を投じることもなさそうですし。そもそも自然を理性的に知ろうとしたりコントロールしたりしようとするモチベーションがものすごい低い。そしてその原因は日本の自然が豊かすぎる…、それがあるんじゃないかと思います。

F:日本では逆にヨーロッパは自然を管理しすぎている、というようなネガティブなコメントを聞くこともあります。

犬をめぐっての加古川、将来どんな風な街に?

F:犬をめぐっての加古川、将来どんな風な街に?何かゴールみたいなものは?

O:僕の夢はシンプルです。もっと犬を日常的に連れて歩いて生活する人が増えてくれたらいいなと思ってます。買い物行くときに日本人って絶対に犬を連れて行かない。日常的に犬が人間といっしょに暮らしているような街に加古川がなったらいいなと思ってますね。だから僕も意味もなく都会に犬を連れてっていっしょに歩いたりするんですけど。僕程度の犬飼いでもどれぐらい犬と生活できるかなと思って実験してるわけなんですよね。ところが、ラブラドールが賢すぎるんで全然実験になりませんでした。

F:あはは、ラブなら別に実験なんかしなくてもそりゃ、できるだろうということになってしまいますね!でもそういうふうに自然に生活できる犬をヨーロッパが作ってきたっていうのも逆にあるんです。自然に生活できない犬は、どんどん淘汰されていくというか。

O:動物が過ごしやすいって思う方が、人間も暮らしやすいですね。


「日常的に犬が人間といっしょに暮らしているような街に加古川がなったらいいなと思ってますね。だから僕も意味もなく都会に犬を連れてっていっしょに歩いたりするんですけど」と岡本さん。[写真:岡本篤]

F:今の日本は動物が入っていいところといけないところが完全に分けられている。それで余計に人と動物の間に隔たりができています。

O:本当は別にやってもいいことっていっぱいあるんじゃないですか?商店街を犬といっしょに買い物したっていいわけやし。日本人って誰もやってないとやらない。そういうルールがあるという思い込みでどんどんどんどんシュリンクしているので。

僕は会社に犬を連れて来ていいっていうルールを出しているんですよ。外に繋いでおいて、休憩時に見に行ったりということは全然いいよ、と。そして次に作る社屋は犬が中に入れるようにしますと発表したら、「いや、僕は犬アレルギーなんで」みたいな人がいたんですがね。

F:それは残念?

O:いや、そういう議論を起こすこと自体僕は全然悪いことだと思ってないです。「あなたにとって犬はそういうマイナスがあるかもしれんけども、犬好きな人が休憩時間に犬とじゃれてるわけですよ。楽しそうにね。犬がいることにプラスもあるよね?これ一体どうしたらいいかな?」っていうような投げかけをしたりするわけですよね。何やるにしたってマイナスもプラスもある。そういう議論のきっかけになればいいなと思っています。そしてそういうところから日本の社会がもうちょっとちゃんと議論をして、動物にも人にも幅のある社会になったらいいなと。

F:ランバージャックス犬部門の今後の抱負は?

O:加古川は、完全に都会ではなくて、都会と田舎がセットとしてあるような街です。つまり自然との接点がある場所ですから、イベントの設定に犬が活躍できるような自然を含めやすい。その表現として、この間やったノーズワークの競技会でも良いし。去年の大イベント「Save Kakogawa Fes」ではドッグダンスを披露してもらいました。その前は河川敷の広さを活かしてドッグレースを開催。

たとえば今うちの娘は犬とフリスビーやってます。月に一回ぐらい大会行って。そのために毎日河川敷でフリスビーを投げる練習をしています。その中で悔しがって泣いたり。犬とのコミュニケーションもすごく上達して、いろんな風に成長している。そんな風に犬と人間の接点を表現していく活動はずっと続けていきたいと思ってます。犬好きがここに大挙して移住してくるみたいなことになったら面白いんですけど…。ここに住んだらなんでもできるぞ、みたいな!


加古川の河川敷でフリスビー練習に励む娘さんの文ちゃん(右)。左はその先生である矢野淳子さん。

◉ 株式会社ムサシの朝市や社会貢献事業についてはこちらを参考に!

ムサシオープンデパート朝市・SAVE KAKOGAWA FES
「ムサシオープンデパート朝市」は加古川ウェルネスパーク、他で開催しています。風を感じながら朝昼ごはんを楽しんだり、 旬の野菜や果物、こだわりの作品を買ったり。毎週行われる遊びやワークショップなど、どなたでも参加することができます。会場は今この時だからこそ安心して楽しめる屋外です。毎週訪れたくなる、「日常のひとこま」にな…【続きを読む】

◉ 能登半島災害支援活動もその一つ

能登半島災害支援活動記録 LumberJacks自然学校 |ON THE HILL / オンザヒル
ON THE HILL / オンザヒル News一覧ページです。

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岡本篤(OKAMOTO, Atusi)|note
株式会社ムサシの社長ですが、その前は同社のアルバイト、その前はフィリピンでジャーナリスト、その前は冒険家志望のプータローと比較的わかりにくい経歴をおくってきていますが、会うと比較的いいやつです。

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