文と動画:藤田りか子
[Photo by Sarah]
ステディネストレーニング子犬には早すぎる…?
イギリスのとある有名なドッグスポーツ競技者およびトレーナーがインタビューで
「多くの人はあまりにも犬のステディネスを子犬の頃から厳しくトレーニングしすぎている。それよりも僕は子犬には子犬らしく暮らさせて、むしろこの時期は将来のドッグスポーツ・パーフォマンスに必要なガッツを育んでいる。ステディネストレーニングは犬がもう少し精神的に熟してからでもいい」
とコメントしていた。ちなみにステディネスという英語は「安定」とか「手堅さ」を意味する。これが犬のトレーニング界で語られると(とくにガンドッグスポーツ世界)、何があってもハンドラーの指示がでるまで落ち着いていられる、という犬の心の状態を指す。たとえば散歩をしているとき。向こうから他の犬がやってきても、勝手に飛び出さない、お母さんの許可がでるまで横をついて歩ける、というのが「ステディネス」が備わった状態だ。
彼によると早期のステディネストレーニングによって犬の作業に対する情熱を削いでしまうということだ。それはとても意外に聞こえた。ほんとう? だって子犬のときに、できるだけステディネストレーニングってやっていた方がいいんじゃないかな….??
ただし…!