文と写真:藤田りか子
筆者とアシカとのヒールワークの様子。横にぴったりとつきながらも犬は前へ集中しながら歩いていることに注目。
いつの日か、フィールドトライアルで入賞することを目標に、ヒールワーク徹底の大切さを心底理解している我らレトリーバースポーツ狂いのおばさん達はとうとう「ウォークアップ練習グループ」を結成することになった。ウォークアップ鍛錬の大切さについては前回の記事で触れた通り。
https://inuiwaku.net/?p=31039
レトリーバーのトレーニングの多くはマーキングを除いてかなりの部分、独りでできることが多い。というか、遠隔操作トレーニングなどむしろ独りでゆっくりやる方が個人的には好きだ。犬が間違えても他の人の順番などを気にせずに自分の気が済むまで、トレーニングをやり直すことができる。だが、ウォークアップのトレーニングだけは孤独の状態では不可。ラインを作るべく、複数のハンドラーが必要だ。というわけで、トレーニング友達のGさんの音頭によって昨年末に練習グループが結成されたのだ。
メンバーは全員で10人。隔週で集まる。練習場所は畑や牧草地。もちろん地主の許可はとる。すでに3回集まったので、これまでのトレーニングメニューをみなさんにシェアしたい。これぞ「基礎から叩き上げる」の決定版ですぞ。
そもそもこの練習会ではダミーを犬に取らせることはほとんどない。犬に覚えて欲しいのは、