犬曰くチャレンジ その1:ゴールデンウィークを楽しもう!

文:藤田りか子、五十嵐廣幸  動画:藤田りか子

Photo by BIld av Attila Nagy 

動画を撮って《犬曰くチャレンジ》に参加しよう!

外出自粛で不自由な日々が続きますが、健康を維持できている方々にとっては愛犬と一緒に楽しむチャンスともとらえることができると思います。そんな皆さんに犬曰くからのお楽しみ企画をお届けいたします。題して「犬曰くチャレンジ2020!」。

5月の連休を利用してお家で愛犬とゲームに挑戦してみませんか? 程よい能トレが愛犬のメンタルを心地よくさせてくれるはず!

けれど、ただゲームをするだけでは飼い主としてはなかなか重い腰が上がらないかも…?ということで、愛犬と一緒にゲームに挑戦している様子を動画に撮影し、それを犬曰くに送っていただきたいのです。犬曰くの方でその動画を審査して、もっともいい感じにできていた上位3ペアの方々に犬曰くより表彰状をお贈りいたします!そして栄えある1位に輝いた方の動画は、犬曰くブログに模範演技として公開させていただければと思っています。

動画の送り方や締め切りなど詳細については、記事の最後を見てくださいね。

犬曰くチャレンジ第1回目:ノーズワーク

「犬曰くチャレンジ」の第1回目はオーストラリア在住の犬曰くライター、五十嵐さんによる出題。課題はノーズワークです。3週以上にもおよぶメルボルンのロックダウンの真っ只中、ノーズワークの練習会も再開の見通しがまったく立たず、不安を感じるノーズワーク練習生の気持ちを察してインストラクターから課題が送られてきたそうです。そのひとつをちょっとアレンジ、犬曰くチャレンジとして紹介してもらいました。

このチャレンジは2つの課題で成り立っていますが、2通りの試し方が可能です。

① ターゲット臭を隠して行う
② トリーツを隠して行う。

以下の課題2つを、ターゲット臭あるいはトリーツのどちらかを使ってこなしてください。審査はターゲット臭部門、トリーツ部門と別々に行います。

準備するもの

  • リード(可能であれば2m以上のリードを使用すること)
  • ターゲット臭:なんでも構いません。アロマオイルあるいはアロマ芳香蒸留水など
  • トリーツ:愛犬の好きなもの!
  • 靴3足ぐらい:靴の持ち主や種類はこだわりません。ハイヒール、登山用のブーツや、ランニングシューズ、お父さんのくさそうな革靴などなんでもよし!室内であればスリッパで代用しても構いません。

課題その1

❶ ひとつの部屋に靴をランダムに置く。そのうちの靴2個にターゲット臭あるいはトリーツを隠します。これでサーチのスタンバイは完了!

❷ オンリード状態の犬とハンドラーは一定の距離を保ちながら移動してサーチをします。リードの長さは問いません。

◆出題者兼挑戦者のイガチャンから一言

オーストラリア在住の五十嵐廣幸、ことイガちゃんです。私はアリーが高確率で探し当てるバーチ(Birch)を登山ブーツの中に隠し、練習を始めたばかりの新しいターゲット臭のアニス(Anise)は新品のスニーカーの中に忍ばせました。

リードにテンションが掛からないように気を付けながら、リビングへの入り口を仮想のスタート地点に決めて。そこで数秒間アリーの様子を見ながら待機です。サーチ前から彼女の湿った黒い鼻は小刻みにフガフガと動き始めましたね。見つめる先にターゲット臭があることに気がついています。私は、「ショッピング」という合図をアリーのサーチ開始シグナルにしています。

私の声を聞いたアリーは、ターゲット臭から漂ってくる空気の流れをたどるように、登山ブーツめがけて駆け寄りました。時間にしてわずか4秒ほどでバーチを発見。トリーツを与える際は、ターゲット臭にギリギリ近づけて食べさせるのがコツです。食べ終わったと同時にアリーは次のターゲット臭に向かって移動、すぐにアニスの在り処も見つけてしまいました。所用時間は約18秒。たくさん褒めた後、一旦違う部屋に移動させて次のサーチの準備に入ります。

犬曰く挑戦者の藤田りか子です。私もラブラドールのアシカで試してみましたよ。動画も撮ってみました。みなさんもチャレンジの参考にしてみてくださいね!

トリーツ部門の様子

ターゲット臭部門での様子

課題その2

❶ できれば 2m〜5m のロングリード使用します。

❷ 課題1と、靴の置き場所を変えます。ターゲット臭、あるいはトリーツの入った靴は同じものを使います。

❸ 課題2ではハンドラーは犬と一緒に移動せず、リードを伸ばした状態のままリードワークをしながらサーチをします。

◆出題者兼挑戦者のイガチャンから一言

課題1ではアリーはバーチをすぐに見つけてしまったので、今度はそのブーツをソファーの下に隠しました。アニスが入っているスニーカーはリビングのコーナーに。前回と同様にスタート地点でアリーを数秒待たせてから開始。今回は嗅ぎ慣れないアニスを先に見つけてアラート。すぐさま鼻先を方向転換し、バーチの在り処を集中して探しはじめました。ソファー近くで上下左右に細かく顔の向きを変えたあと、ソファーの下にぐいっと潜らせて、靴の履き口に鼻先を入れました。アラートです。1回目よりは時間がかかったものの、それでも25秒しかかかりませんでした。

課題2も試してみました。もっと靴の置き場に変化をいれればよかったとちょっと後悔。それからリードを伸ばしたままのサーチはトリーツを与える時になかなか難しものですね。この課題はターゲット臭だけでトライしました。撮った動画の一部ですが、課題をこなす時の参考としてご覧ください。

審査の基準

審査基準は以下の通りになります。

犬のサーチ

  • ハンドラーの助けを借りずに自主的に犬がターゲット臭あるいはトリーツを探しているか?
  • 鼻を上手に使っているか?

ハンドラーのハンドリング

  • 犬の自主性に任せているか?
  • 褒めるときのタイミングは妥当か?
  • 犬の作業の支障とならないようにリードさばきを行っているか?

サーチエリアの工夫

  • どのように靴をおいたか?
  • 何か独創的なアイデアがあったかな?

犬曰くチャレンジ・エントリーの方法

以下のいずれかの方法にて犬曰くに動画を送ってください。

  • 犬曰くFACEBOOKに直接アップする。
  • YOU TUBEにアップしてそのリンクアドレスを犬曰くに送る。
  • 皆に公開するのが恥ずしい〜という方は、クラウドシステムなどを使い(たとえばGoogle Driveにアップする)、犬曰く編集部のメールアドレス(inuiwaku@gmail.com)でシェアをする

そして、以下の情報を記して犬曰く宛にメール(inuiwaku@gmail.com)を送ってくださいね。

  • 飼い主の名前
  • 犬の名前
  • 画像をアップしたお知らせ(リンクアドレスやどこにアップしたかなど)
  • どちらの部門での応募か
  • 感想など

エントリー締め切り日

2020年5月6日

審査結果発表

2020年5月15日

上位3位の方には犬曰くから表彰状を送らせていただきます。皆さん奮ってご参加くださいね!