文:尾形聡子
[photo from Science News]
眠っているうちに勉強できてしまうなら、なんと嬉しいことか・・・過去には睡眠学習という言葉をあちこちで見かけたものですが、その学習効果の真偽のほどはいまだ科学的には完全に証明されていません。しかし、睡眠と学習は確実に関連性があり、学習したことを整理して記憶として定着させるには眠ることが不可欠です。そして質の良い眠りは学習効果を高めますが、睡眠不足は脳の働きの低下を招き、学習効果を低めてしまいます。
犬の認知研究をけん引するハンガリーのエトベシュ大学の研究者らにより、犬も寝ているあいだに記憶を定着させて学習している可能性が示され、その結果が『SCIENTIFIC REPORTS』に発表されました。