文と写真:アルシャー京子
逃げる、走り寄ってきてけたたましく吠える、飛びかかって何かをねだる、ちらりと視線を投げただけであまり関心を示さない、無視…などなど、犬に人間が近づいた時の犬の反応にはいろいろある。
犬にも犬同士あるいは犬と人間との距離に一定のこだわりがあり、ある犬はとにかくひっついているのが好きだし、また別の犬では1mちょいくらい離れているのがいい。人のそばにいることに慣れていない犬だと、もちろんもう少し距離を置くことで落ち着き、人には慣れていてもいろんなことに興味を持っているがために、短いリードで連れられると引っ張って引っ張って仕方がない犬もいる。
短いリードで繋がれて行動制限の不快さを感じるのは犬だけではなく、犬と反対側のリードの末端も同じこと。引っ張る犬を散歩に連れて行くのは長い目で見るとストレスフルである。