作業犬(競技会犬)は犬舎住まいにすべし?

文と写真:藤田りか子

Photo byDirk Vorderstraße

先日スウェーデンにレトリーバーの本場イギリスから、とあるレトリーバーのトレーナーがスウェーデン・ラブラドール・レトリーバークラブが開催するイベントの講師としてやってきた。有名なトレーナーであるWさんはフィールド系のラブラドールのブリーダーでもあり、そしてフィールドトライアルのジャッジでもある。

私は彼のセミナーには参加しなかったのだが、休憩中たまたま同席する機会を得た。イギリスのレトリーバー界の人としゃべれることなんて滅多にない。チャンスとばかりに話しかけてみた。同じヨーロッパ内でもイギリスとスウェーデンとの間にはレトリーバーの差があるのか、競技ルールへの解釈の違いなどあるのか、など。その中でWさんは

「スウェーデン人は何と言ってもレトリーバーを家庭犬として飼っていますから」

と説明してくれた。「え?当たり前じゃん」と一瞬思ったものだが、彼はこう続けた。

「イギリスはプロ意識が強い人が多いです。競技会

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