文と写真:藤田りか子
先日、はるばる山梨県から友人であるK夫妻がスウェーデンの我が家を訪ねてくださった。日本人としては珍しく二人とも狩猟がホビー。狩猟犬はもちろん森林業にも興味があり、森と湖と野生動物に溢れるスウェーデンは彼らにうってつけの「観光地」となった。
11月のスウェーデンは狩猟シーズンたけなわ。地元の犬仲間であるマリーさんの招待で、友人夫妻のためにシカ猟(ノロジカ猟)見学の案内をした。集まったハンターは全部で3人。その3人全員が犬を伴っていることにKさんはまず驚いていた。日本ではハンターがたくさん集まっても犬連れなのは2人ぐらいしかいないのだそうだ。