タンパク質と犬 (4)

文と写真:アルシャー京子

肉といっても種類は様々。どの肉が犬の体に合い、利用されるのか。それはまた犬種の歴史にも関係してくる。

さて、健康な犬であれば充分量以上に摂ったタンパク質は、体内で文字通り血となり肉となり、またエネルギーにも変換される。

犬種によっては元々ハードな使役条件に耐えるよう改良された歴史があるため、家庭犬として飼われている場合、必要以上に取りすぎた炭水化物はすぐに脂肪に変換・蓄積されやすく、成分の50%前後を炭水化物が占める市販のフードでは太りやすい傾向に陥るのも無理はない。

その点タンパク質はエネルギー源として利用されながら過剰な量は脂肪には変換されないので、「(炭水化物を含まない BARF などの)生食に切り替えて痩せた」という理由はここにある。

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