大好評につき、第二期開講!「犬曰くアカデミー」

[Photo by Luc Huyghebaert on Unsplash ]

お待たせいたしました、2023年11月22日、第二期開講!「犬曰くアカデミー」

犬にまつわる「科学的知識」と、犬との暮らしにおける「日々の実践的知識」を合体させたものを学べるところが欲しい!という知的好奇心旺盛な愛犬家の皆さんのご要望に応え、今年1月から6月までの半年間にわたりオンライン上にて「犬曰く」アカデミーを開講。50人以上の方が参加してくださり、大好評のうちに第一期が終了しました。そして今回はお待ちかねの今秋11月から始まる第二期開講についてのお知らせです!

前回と同様に、アカデミーで使う教科書は、犬曰くのおよそ1,000本のアーカイブから横断的に選りすぐった記事の数々。これらをもとに毎月のテーマを構成、難しい主題に関しては易しく解説し、記事に書ききれなかった情報を盛り込み新たな視点もくわえてテーマを深掘り! 日本ではなかなか得られないヨーロッパからの犬世界最新情報もお届けします。

月一回のウェビナー授業だけではなく、その翌週(あるいは10日後)には、講師や他の参加者と交流を深めるための、ZOOMによる座談会も開催!(参加は任意)。ウェビナーの間にできなかった質問を講師に直接投げかけることもできますし、テーマをめぐってのおしゃべりや自分の経験談のシェアもウェルカムです。さらに知識を深めることができる格好の機会!

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講義の内容とテーマは?

  • 第一期を受講していない方でも参加はウェルカム!毎回の講義ごとに独自のテーマを設けているので、基礎から知識を得ることができます。
  • 犬曰くならではのテーマをめぐってさまざまな角度からスポットライトを当てていきます。北欧における最新の犬との付き合い方や考え方、世界の犬学研究や考察を、まとめて学べるチャンス!
  • 講師は犬曰くライターの藤田りか子さんと尾形聡子さん。特別講師として飼い主心理学教室でお馴染みの北條美紀さんをお迎えします。
  • 講義はオンライン。見逃し配信もあります。自宅で気軽に犬を学ぶことができるのがメリット。
  • 講義は月に1回、全6回。毎月第4水曜日(12月のみ第3水曜日)、19:00-21:00に開催いたします。全6回のテーマは以下のごとく。
  1. 犬の不妊化手術の是非について、アメリカ最新研究をピックアップ
    「責任ある飼い主であれば犬に不妊去勢の手術をします」
    とは、多くの愛犬家の間での共通認識となっています。数々の愛護団体では手術を譲渡の条件にしたり、手術することを推奨したりしています。さて、このトレンドはアメリカから日本にやってきたものですが、今や研究が進み、以前とは少し違った見解がアメリカの獣医学研究者の間で広がりつつあります。犬の不妊化手術にはメリットがある一方でデメリットもあることが、近年の研究により示されているのです。そこで、不妊化手術についての欧米における最新研究をいくつかピックアップ、その結果をわかりやすく解説いたします。さらには、ヨーロッパではどのような考え方を一般の飼い主が持っているか、海外事情も紹介。
  2. 犬のご褒美論
    犬のご褒美について、普段あまり深く考えたことはないのでは?となれば、じゃ、「ご褒美」って一体なんでしょう?もしかして私たちがご褒美と思っているもの、犬にとっては本当のご褒美になっていないのでは?たかがご褒美、されどご褒美。ご褒美についての知識をあなどってはいけません。とても奥深〜いトピックス。これだけで一つの講義ができてしまうほど、と私、藤田はいつも言っているのですが、ならばこの場を借りて「ご褒美論」を今回のセミナーテーマにしてみました。北欧ならではのご褒美事情についてもお話しします。
  3. 愛着とペアレンティング(特別講師:北條美紀)
    愛着とは養育者との間に築かれる親密で情緒的な絆のことですが、皆さんは自分の愛着スタイルをご存知ですか?愛着スタイルは、皆さんが受けた養育者からの「敏感で適切な応答」の頻度や強度によって左右されます。そして、この愛着スタイルは犬を養育する際のペアレンティングスタイル(養育態度)とも関係し、結果、犬生を左右するあなたの犬の「愛着スタイル」形成にも影響を与えることが分かっています。皆さんと犬が幸せな関係を築けるように愛着とペアレンティングについて解説します。
  4. おやつだけじゃない。犬と人の「絆」や「関係性」をつくるその抽象的なもの
    ポジティブトレーニングで「おやつ」を使ってトレーニングをしているものの、なぜか愛犬と波長をうまく合わせることができない。みなさんはおやつを使うしつけやトレーニングについてどう思いますか?〈おやつ漬けトレーニング〉とか〈おやつは賄賂〉と批判もされることがあったり。確かにおやつの威力は大きいのですが、その前に犬との関係作りにおいてもう一つ大事なコンセプトがあるのを忘れているのでは?
  5. 犬の攻撃性をつくりだすもの
    突然愛犬がキレたり、あるいは通りで出会う犬に吠えたり、喧嘩をふっかけてみたり。人には不可解な犬たちの「攻撃行動」とはどこからやってくるものなのでしょうか。遺伝なのか、育ちなのか。世界の最新研究結果を交えながら犬の攻撃性、遺伝、気質、家畜化について解説します。
  6. 飼い主(自分)の振る舞いを探る
    みなさん、犬に対する自分の行動、よく考えてことがありますか?犬の行動を観察するのは非常に大事なことですが、飼い主がどう犬に対して行動をとるか、というのも等しく重要なのですね。つまり飼い主の振る舞いも、大きく犬の行動に影響を与えます。振る舞い一つでコミュニケーションがすれ違うこともあるでしょう。そこで、どうしたらいかにスムースに犬と疎通が図れるのか、飼い主の振る舞いにスポットを当てて考察します。

*内容は変更する場合もあることをご了承ください

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第一期犬曰くアカデミー、参加者のみなさんの声

毎回どのテーマも興味のある内容でとても面白かったです。感情に訴えかけるだけの内容ではなく、科学的根拠に基づいた内容だったり、冷静に物事をとらえ伝えてくださるので、こちらも冷静に安心して聴くことができました。最後の講義ではやはりもう一度犬と暮らしたい!!という思いを強く抱きました。 犬や猫が犬らしく猫らしく、その動物らしい動きをしているのを見ると、私もニヤニヤしてしまいます。そしてそういう動物の動きや姿は美しいな~と改めて感じ、動物たちがそういう姿でいられるようにするには飼い主はどうしたらいいのか、を考えていく必要があるなと思いました。

F・Sさん(会社員)

 

幅広く深い内容の講座をありがとうございました。 エビデンスに基づいた内容で説得力があり大変勉強になりました。 犬先進国のスウェーデンの今の状況も藤田さんのお話から伺えて、日本と比較しながら拝聴しておりました。  このような講座を通じて犬と人は、違う生き物であり、犬は尊重される存在であることを私たちが改めて考える場として多くの方に聞いてもらいたいと感じました。

O・Sさん(ドッグトレーナー)

 

私の場合、これまでに専門的な勉強をしてきたわけではなく、社会人になってから通信教育などで動物関係の資格を取ったくらいなので、今回のようにオンラインで学ぶことができたのは貴重な機会でした。ありがとうございました!もっとペットが家族の一員として生活しやすい環境になれば…と思います。

Y・Sさん(動物愛護関連)

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