ノーズワーク、興奮しやすい問題犬も参加できるのか…?

文と写真:藤田りか子

[Photo bysmerikal]

どのドッグスポーツにも出場できない…

友人であるNさんは、オビディエンスなどドッグスポーツで競うことをホビーとしているベテランのドッグハンドラーだ。落ち着いて穏やか、犬に対してとても公平な人である。にもかかわらず2年前に子犬として彼女のところにやってきたジャーマン・シェパードのジャッキーは超問題犬となってしまった。

「他の犬を見ると、ひどい攻撃性を見せます」

これでは競技会には出られない、とNさんはジャッキーとオビディエンスや訓練競技出場を目指すのを諦めた。

「競技会の会場では他のハンドラーや犬と狭いところで混み合ってしまうという状況もあります。ジャッキーにとってそれはもう耐え難いストレスです。それにオビディエンスにはグループ停座の科目があります。ハンドラーは犬の視界から消え、犬はノーリードのまま何頭かと座って待機するという技ですね。どんなに訓練を重ねても、ジャッキーが平常心で知らない犬たちと長い間お座りを続けられるとはとても思えません…」

そう言ってNさんは首を振った。スウェーデンのジャーマン・シェパードのブリーディングでは、両親犬に気質テストを行うことがケネルクラブからの

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