無言で微妙、犬言葉

文と写真と動画:藤田りか子

犬が出すミクロ表情を読み解く

我が家にいるラッコ(4歳)とアシカ(6ヶ月)のやり取りを見ていると、彼らの会話は大げさなジェスチャーで成り立つ時もあるのだが、特にお互いの利害にかかわるような場合は、微妙なボディランゲージの連続であるのが分かる。私が冷蔵庫から彼らが好きな食べ物を取り出した時など2頭が周りでかち合うので、それが顕著となる。ただし犬の経験をある程度積まないと、彼らのやり取りは微妙なだけに人が読み取るのはちょっと難しい。そしてこれが見えないがために、犬を怒らせてしまう、などという問題はよく起きている(食べている側を通ったらいきなり犬に唸られた、など)。その際、私たちの目からすると突然怒ったようにも感じられるのだが、実際はミクロ表情とも言うべきボディランゲージを出して、犬は何度も自分の意思を相手に伝えていたりする。

そこで、ラッコとアシカのやり取りに見られるその微妙なボディランゲージを動画に撮って確認することにした。まず、ビニール袋に詰めた冷凍肉を取り出しそれを床に置いた。ラッコは「なんだろう」と確認をするために丹念ににおいを嗅ぐだろう。こうして時間を稼ぐことで、彼がアシカに対して出すボディランゲージの頻度を高めようとするのが魂胆だ。アシカはカメラを構えている私の周りにいるのであまり画面には出てこないのだが、ラッコが見せる表情は全てアシカに向けられているもの、と解釈していい。というわけで、以下の動画で勉強をしてみよう。

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