文と写真:アルシャー京子
太古の昔、生物は海から生まれたという。塩との関係は生き物にとって切っても切れない深い関係にあるのだ。
犬にとって塩分とは本当に悪者か?これが今回のテーマ。
犬は人間と違って汗を掻く部分が少ないことから、塩分をほとんど必要としないといわれてきた。「食餌中の塩分はご法度!!」と犬好きでなくても言っていた。
本当にそうなのだろうか?
実は塩分を構成するナトリウムと塩素とは細胞レベルでとても大事な役目を果たす。これらが不足すると細胞はバランスを崩し形を保ってゆけない。
ヒトほど必要としないけど絶対必要な成分、それが塩である。
さて愛犬が毎日どのくらいの塩分を摂取しているか、まずは愛犬の食餌に含まれるナトリウム量をみてみよう。