文と写真:尾形聡子
犬曰くブログで何度か紹介している心理学者のハロルド・ハーツォグ氏のこちらの記事が目にとまった。「ペットの飼い主は自殺率が低いか?」というものだ。
犬の飼い主ならば「この子を置いて私だけ死ぬわけにはいかない」ときっと思うだろうから、自殺率が低いのではないか?と犬と暮らす人の多くは予想するだろう。一方で犬が自殺の動機のひとつともなり得えるかもしれない。たとえば深い絆のあったペットの死が飼い主の精神面に強く影響をすれば、うつ状態や何らかの精神的症状が引き起こされたり、もともと持っていた病気をこじらせてしまったりするかもしれず、潜在的に持っていた自殺願望を