短頭種の呼吸器疾患BOAS、発症リスクは一様ではなかった

文:尾形聡子


[photo by MaksimM]

短い鼻、大きな目、丸い顔。

私たちが「かわいい」と感じる、そんな犬の姿のなかには、呼吸という生きるための基本的な機能と深く関わる特徴が含まれています。とくにフレンチ・ブルドッグやパグ、ペキニーズなどのいわゆる短頭種では、呼吸のしづらさが健康問題として長年にわたり指摘されてきました。

犬曰くでもこれまで、たとえば短頭種のいびきや呼吸音が「その犬種らしさ」として見過ごされがちであるものの、必ずしも正常とはいえない可能性があることをお伝えしました。ほかにも、気道閉塞症候群(BOAS)が単なる呼吸の問題にとどまらず、体温調節や睡眠、さらには全身の健康状態にも影響しうることを紹介してきました。

また、鼻の穴の大きさや頭部の形態、さらには遺伝的要因が関与する可能性なども示されています。しかし、同じように鼻の短い犬であっても、呼吸にほとんど問題を抱えない個体がいることもあれば、日常生活に支障をきたすほどの症状を示す犬もいます。その違いはいったいどこからきているのでしょうか。そんな疑問に

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